Prismaとは

Node.js（JavaScript / TypeScript）で使用できるO/R Mapperである。以前より使用されているSequelize、TypeORMの後発である。

コマンド

コマンドを使用して設定ファイルの生成やDBからテーブル定義を取り込んで型情報を生成したりできる。

参考：https://www.prisma.io/docs/reference/api-reference/command-reference

DB定義情報のインポート

schema.prismaファイルに定義するテーブル情報は手で書くこともできるが、DBからインポートしたほうが簡単である。下記コマンドを実行することでインポートできる。
ただし、事前にschema.prismaファイルにdatasource設定を記述し、接続先情報を定義しておく必要がある。

./node_modules/.bin/prisma db pull

Windows環境の場合は下記である。

.\node_modules\.bin\prisma.ps1 db pull

Raw Query

Prismaの標準の使用方法ではクエリビルダーを使用するが、自身でSQLを指定したい場合にRaw Query機能を使用できる。

参考：https://www.prisma.io/docs/concepts/components/prisma-client/raw-database-access

設定ファイル

データソース

データベースの接続先やアカウント情報等を定義する。

.envファイルに定義し、それを読み込むこともできる。.envファイルを使用することで、環境ごとに異なる設定を行うものの、Prisma自体の設定ファイルは同じ内容を維持できる。

参考：https://www.prisma.io/docs/reference/api-reference/prisma-schema-reference#datasource

モデル

DBのテーブル定義とプログラムの型定義のマッチングを行う。

参考：https://www.prisma.io/docs/reference/api-reference/prisma-schema-reference#model