ScreenOSとは

Juniper製のファイアウォール製品に搭載されているネットワークOS。

主な搭載製品にはNetscreenシリーズ、SSGシリーズ、ISGシリーズがある。

最新のJuniper製ファイアウォールSRXシリーズはJunosという別のOSを搭載しているので、操作性は大きく異なる。

機能

帯域制限

帯域制限はネットワークインターフェースかポリシーレベルで設定することができる。いずれの場合も、各セッションの合計値により制限される点に注意（ポリシーに設定したとして、同じポリシーで許可される各個別の通信で帯域制御されるわけではなく、同じポリシーで許可される全通信のトラフィック合計で制御される）。

帯域制限を行う場合、gbw、mbw、pbwの３つのオプションがある。各キーワードは次の意味を表す。

• gbw：トラフィックの最低保証値（QoS）
• mbw：トラフィックの帯域制限の上限。Firewallからトラフィック送出時に制御される。
• pbw：トラフィックの帯域制限の上限。Firewallがトラフィック受信時に制御される。

なお、mbwとpbwは同時には設定できない。mbwとpbwでは実現できる機能的には同じであるが、pbwの方が早期にパケットをドロップできるので有利である。いずれもポリシーに適用した場合は戻りの通信にも帯域制限は適用される。

参考：https://forums.juniper.net/jnet/attachments/jnet/Firewalls/1108/1/traffic%20shapping.pdf