[202002] MOVO FORESIGHT 2020

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イベント情報

参加セッション

 

セッション内容

開催趣旨

物流業界のアナログな業務をデジタル化することで、可視化され、そこから分析、アクションにつなげることができる。

サプライチェーンの各プレイヤー(メーカー、卸、小売り、3PL、運送事業者)が自社にとって最適な行動をとると、全体最適からかけ離れがちである。(合成の誤謬)
その結果、アナログ作業、輸送時の積載率の低下、無駄な在庫などの不合理が発生している。

とはいえ、いずれかのプレイヤーが他の全プレイヤーの協力を得て全体最適の立場をとることは難しい。そこでHacobuでは、物流情報ビッグデータを各プレイヤーで共有し、各プレイヤーはデータに基づいて最適な行動をとることで、全体最適の結果となると考えて、サービス提供をしている。

米国・欧州ではすでに荷主・3PLを中心に「物流機器・設備への投資」より「サプライチェーンの可視化・追跡」への投資が活発化している。

 

2つのDX

 

個社最適から社会最適へ

個社で最適な状態を目指すのではなく、社会全体で最適であることを目指さなければ、ビジネスは成功しにくくなっている

 

流通業界におけるDXの課題とそのアプローチ

流通業界において、実店舗とネットショップの両方をもつ企業は、共食いする部分も出るが長期的にみると両方での利用が増え、結果としてLTVが向上する。
これは生鮮食品等を扱うネットスーパーでもあてはまる。
ユーザーがどちらの店を選ぶかはその時々で適切なロケーションの方である。

従って、実店舗、ネットショップそれぞれで、特徴のあるサービスを提供することが重要である。

装置産業である物流業界にはダイナミックプライシングが向いているため、需給バランスや、サービスレベルによって価格を随時変動させることも考慮に入れる。

 

MOVO導入企業セッション「マネジメントが本気で物流に取り組む意味」

 

所感

各プレイヤーはデータに基づいて最適な行動をとることで、全体最適の結果となるとのことだが、データの読み方は恣意的になりがちであるし、それをプラットフォームで軌道修正しようとするのも恣意的である。
共通の単位(すべて金額換算するなど)や共通の評価軸があればよいと思う。
実際にHacobu社は多対多の組織間で効果をあげているのだろうか。
ただ、データドリブンの姿勢は各社で扱う商品、サービス、システムがばらばらな物流業界では変化に対応しやすくてよいと思う。

装置産業に向いているという点ではサブスクリプションも同じであるが、ダイナミックプライシングとは性格は反対である。
しかし、両者は同時に成り立ちうる。
AWSのEC2(仮想サーバーサービス)もサブスクリプション(オンデマンドサービス(リソース共有) / リザーブドインスタンスサービス(リソース占有))とダイナミックプライシング(スポットインスタンスサービス)がある。

 


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